風しんの症状と予防接種

風しんというのは、感染者のくしゃみや咳などで簡単に感染します。
感染してから症状が出るまでは、2週間から3週間と、けっこう
潜伏期間が長く、気づくのが遅くなってしまうことが多いようです。

症状は、感染し始めの頃は軽い風邪と似た症状が出ます。
そして、発熱・発疹・首のリンパ節の腫れなどの症状が次々と現れて
きますが、とくに症状が酷く続くわけではありません。 発疹や熱も
だいたい2~3日でひくので、3日はしかとも呼ばれています。

風しんというのは、年をとるにつれ症状が重くなっていきます。
妊娠している人が風しんに感染してしまうと、先天性風疹症候群と
いう多発奇形の子供が産まれてくる可能性が高くなります。
逆に、乳幼児期や幼少期のうちは心配するほどではありません。

風しんの予防接種を受けられる年齢は生後1歳からです。
今は、麻しかと風しんの予防接種を1回で受けられます。
昔と比べたら、予防接種も楽な方へと進んでいますね。

◇ 風しんの予防接種での副反応

約4人に1人の割合で軽い発熱、発疹、リンパ節の腫れなどの
症状が出ます。 通常2~3日でおさまるといわれています。

また、麻しかと風しんの混合ワクチン(MRワクチン)での副反応とし
ては、接種してから1週間後くらいに37・5度以上のが出る場合
があります。発疹も出る子供もいますが、だいたい1~2日間ほどで
おさまるようです。麻しかと風しんのワクチンの2つを混ぜたことで、
今までのワクチンと比べて副反応が増えるというわけではありません。