薬の飲ませ方

子供って、薬を飲むのを嫌がってなかなか飲んでくれません。
赤ちゃんの場合はとくに、言葉で説得することもできません
から、お母さんも困ってしまいますよね。 市販で、赤ちゃん用
の薬を飲ませるスポイトなども売っているのをよく見かけます。

シロップなどの液状薬なら、小さなスポイトやスプーンを使うと
いいですね。 また、哺乳瓶の乳首をくわえさせて、その中へ
シロップを垂らして飲ませるという手もあります。この方法は、
子供もあまり抵抗せずにのむことが多いようです。

粉薬や、ドライシロップなどは、一口で飲みきれるくらいの
少量の湯冷ましで溶かして飲ませてあげると良いでしょう。
口の内側に薬を塗り、タオルに水を含ませる方法もあります。

坐薬の場合は、先端にごく少量の水をつけ、ティッシュを
あてて肛門の奥まで入れ、しばらく抑えてあげましょう。

◇ 薬の種類
抗生物質は、細菌をやっつける薬です。
細菌をやっつけるというこは、良い菌もやっつけてしまうと
いうことも頭に入れておかなければなりません。副作用と
して、腸内の良い菌もやっつけてしまうので、下痢を起こし
たりする症状が出ます。乳幼児にはあまり向かない薬と
思って良いでしょう。

解熱鎮痛剤は、熱が38度5分以上ある時に熱を下げる
ための薬です。 頭痛や歯痛にも効き目はありますが、
たいていは熱を下げるときに使われます。副作用として
考えられるのは、安易に使用すると、かえって熱が長引
いてしまうこともあるということですね。熱があるときという
のは、風邪のウィルスと戦っているのですから、自己判断
での使用は、避けたいものです。