突発性発疹で高熱がでたら

突発性発疹とは、生後5ヶ月~1歳頃にかかる病気です。
1歳頃は、免疫がなくなってくる時期なので、ほとんどの場合、
子供がかかる初めての病気といえるのではないでしょうか。

この病気の症状は、いきなり39度以上の高熱が出ます。
そして、熱が上がったり下がったりが、3~4日くらい続きます。
熱が下がってから体に、赤く小さな発疹が出ますが、2,3日
すると消えてしまいます。 咳や鼻水が出ることはあまりない
のですが、下痢をすることがあるようです。

高熱が出て病院に行かれるお母さん方も多いと思いますが、
その段階では突発性発疹の診断には、なりません。熱が下がって、
小さな赤い発疹が出てから初めて突発性発疹と診断されるのです。

突発性発疹に対して処方される薬も、解熱剤のみです。
市販の薬は、自己判断で飲ませないようにしましょう。
からだに発疹がなくなってきたら、治ったと思って良いでしょう。

大人が高熱を出した時は、汗を出し熱を下げるために、厚着を
したりしますが、子供の場合は逆です。子供の場合、高熱が出た
時は衣類を着せすぎず、体を冷やしてあげなければなりません。

熱があるからといって厚着をさせたり、毛布でくるんだりすると、
子供は熱が上がってしまうのです。
高熱が出たら、脇の下や足の付け根・首回りやおでこを
冷却シートなどで冷やしてあげるようにしましょう。

高熱が出た時、多くの子供が脱水症状を起こします。
お茶やイオン飲料、ミルクでも良いので、こまめに水分補給を
してあげてください。

高い熱がある時の入浴は控えた方が良いでしょう。
突発性発疹は、誰でも起こることですが、病気の一つです。
どうしても洗ってあげたい時は、清潔なタオルをぬるま湯で絞って
体を拭いてあげる程度にしておきましょう。
入浴してしまうと、症状がさらに悪化してしまう場合もあります。