子供の予防接種を受ける時期

子供の予防接種は、受ける時期が決められています。

◇ BCG 
BCG接種は、生後6ヶ月未満に受けなければなりません。
BCGとは、牛型結核菌を弱めたワクチンのことで、結核
予防するワクチンということですね。

子供が結核に感染すると、粟粒結核、結核性髄膜炎になり、
重い後遺症を残すことがあります。

◇ ポリオ
ポリオは、生後3ヶ月?18ヶ月までに、6週間以上の間隔で
2回接種。集団接種で、春と秋の2回行う地域が多いです。
ポリオというのは、小児マヒと呼ばれる病気です。

ポリオウィルスというのは、人から人へ感染をします。
ほとんどの子供は症状が出ませんが、症状が出た場合は、
ウィルスが血液を仲介して脳や脊髄へ感染し、麻痺を
起こすことがあります。 感染の予防をするためには、
ワクチンで免疫をつくっておく必要があるわけです。

◇ DPT
DPTは、生後3ヶ月から90ヶ月未満、3~8週間隔で
3回接種します。3回接種を受けてから 1年後に追加で
もう一回接種をするので、計4回受けることになります。

DPTとは、三種混合ワクチンのことで、ジフテリア、
百日せき、破傷風の三種類をDPTと略したものです。

ジフテリアは感染すると、高熱・喉の痛み・犬が吠える
ような咳などの症状が出ます。

百日せきは、咳がひどく連続的にせき込むような症状。

破傷風は、軽い傷が感染の原因になる場合もあります。
ケイレンや口があかなくなったりする症状があらわれ、
処置が遅くなれば生命にかかわることもあるのです。
早い段階での予防接種が感染を防ぎます。