予防接種後の副反応

子供の予防接種後の副反応に対しては、親がよく
注意して子供の様子をうかがうことが大切ですね。

BCGの副反応としては、接種した日から3~4週間
後に 接種した部分が赤くなって、膿が出たりします。
これは、とくに異常反応というわけではなく、BCGを
したことによって免疫がつくられている証拠なのです。

接種した部分の脇の下のリンパ節が腫れる場合も
ありますが、様子を見てかまわないでしょう。
ふだんと変わらない生活の中で、部位が赤くなったり、
1ヶ月たっても リンパ節の腫れがおさまらないよう
でしたら、医師の診断を受けてください。

ポリオでは、ほとんどの子供に副反応は現れません。
とはいっても、約500万人に1人の割合で 接種から
15日後に体内で増えたウィルスが、脳や脊髄に
達してしまう場合もあります。

予防接種後約3週間くらいは、ウィルスが便中に排出
されるので、オムツ変えをしたら手をよく洗うようにします。
子育ての仕事が増えますが、これも子供のためです。

DPTワクチンは、副反応の少ないワクチンです。
接種部位が赤くなり、しこりが出たり腫れたりしますが、
これは 免疫がつくられたために起こる現象です。
しこりは、特に何もしなくても小さくなっていくので
放置していいでしょう。

敏感な子供の場合、上腕が腫れることもありますが、
湿布などで冷やしてあげるといいとおもいます。
接種後、機嫌が悪い状態が続いたり、腫れが目立つ
ようなときには、医師の診断を受けましょう。

予防接種を受けた当日は、湯船には入らずシャワーで
済ませます。 激しい運動も避けたほうがいいので、
接種した当日は、家でゆっくり過ごすようにしましょう。