子供が誤飲してしまったら

子供は、何でも口の中へ持っていってしまいますから、
日頃から部屋を綺麗にしておくことが大切ですね。
タバコを子供の手の届く場所には絶対に置かないでください。
床に 縫い針やピアス、イヤリングなどを飲み込んで
しまったら危ないようなものは落ちていないでしょうか?

誤飲してしまった子供は、大泣きして泣きやまなかったり、
顔色が悪かったり、呼吸が苦しそうなど、いつもの様子と
違うのでよく確かめ、早急な処置をすることが大切です。

タバコや、化粧品・薬・防虫剤を誤飲した場合は、すぐに
吐かせて病院に連れていってください。 
また、電池類や縫い針、刃物類、漂白剤、洗剤などは、
吐かせずに すぐ病院へ連れていきましょう。
電池類などは、吐かせると胃を傷つける場合があります。
心配なときは、迷わずに119番した方が良いでしょう。

誤飲をしてしまった時、胃の洗浄をやってもらえる病院
もありますが、飲み込んだ物が腸内にいってしまったら
できません。 誤飲してから1時間ほどで腸へと達して
しまうので、早急な処置が必要になります。

◇ タバコを誤って飲み込んでしまった場合の対処法

タバコには、ニコチンが入っていますが、ニコチンが
溶け出した液は、体への吸収がとても早いのです。
タバコ3分の1以上を飲み込んでしまうと、顔色が悪く
なったり嘔吐したりなどの中毒症状が出ます。

中毒症状が出るのは、4時間以内です。
子供は、「まずい」と思った物は口から出しますので、
ほとんどの子供が中毒症状を起こすまでに至りません。

しかし、万が一飲み込んでしまった場合は、何も飲ませ
たりはせず、舌の奥の部分を指で何回か押してあげます。
子供が、嘔吐してもしなくても、病院には必ず連れて
行くようにしましょう。何かあってからでは遅いです。